ちょっと一息さんぴん茶

２００７年5月13日の日記
あくまで日記
沖縄が、何月何日に本土復帰したか、全く知らなかったです。

沖縄の歴史とかホント知りません。

アホだから、とか言う前に、教育として受けていないのと、
沖縄に興味を持っていなかったので、情報として入ってこなければ、知る機会はありませんでした。

鹿児島に特攻基地があったのを知ったのだって、
成人して随分経ってからで、平和ボケです。
映画、「俺は君のためにこそ、死にに行く」
そんな風なタイトルのやってます。
特攻の母、鳥濱トメさんの話は語り継いで欲しいです。


で、ごくごく最近、沖縄復帰した日にちを知りました。
それから、どうやら、普天間基地を包囲するということを知りました。

で、普天間基地と嘉手納基地とキャンプフォスターの違いが分かりません…という状態でした、昨日まで。

今朝、包囲するのは嘉手納基地であることを知りました。

嘉手納基地は中部にあります。
きっと、宜野湾だろう、そんな程度です。

58号線を那覇から北上しました。
大渋滞でした。
そして、ずーっと、基地だらけの道のりでした。
中部ってこんなに…。
北谷初めてです。
あの辺の店は、外国ですネ。

ホントは、こんな前置きはどうでも良いのです。

嘉手納基地を見ると、人のいるところと、途切れてるところ、明らかにありました。


で、どこに行けばいいとか分かりません。
その前に、わたしは包囲する気持ちで出かけていませんでした。

わたしには、まだ理解できていないから。
いろいろ自分で考えて、基地なんてない方がいいのは分かってる。
うるさい、治安面も事件がおきている、危険。
他方、日本からアメリカがいなくなったら、有事の時、日本は何も出来ない。
自衛隊だけでは追いつかないんじゃないか。

包囲する58号線上の人たちは、本土から来た人たちでした。
これは、意外というか、驚きでした。
関東の大学生グループや、愛媛県グループ、九州各地のグループが並んでいました。
つまり、沖縄の人をほとんど見ていません。
反対側が沖縄の位置だったのかも知れません。
なんか位置があるみたいでした。

鹿児島と熊本の間が空いていたのでとりあえず入りました。
沖縄の負担を減らすために鹿児島県鹿屋市（かのやし）にアメリカがくる提案があったので、
もう決まったのか尋ねると、決まっているらしかったです。
岩国とかと負担を分けるらしいです。



その位置に、明らかに沖縄のオジィと孫がいました。
オジィに声をかけると、いろいろ話して下さいました。
近辺の方でした。
離着陸、旋回、うるさいそうです。
爆弾を運んできたこともあるそうです。
ガソリンを減らし、その重さ分の爆弾を運んできたんだそう。
家のすぐそばで、爆弾が爆発することは、やはりおかしい。
最初は、オジィに質問したのだけど、次第にオジィから
話し掛けてくださいました。
わたしは、アメリカにここから出て行けという気持ちがあるんだと思っていました。



そんな規模の話ではありませんでした。
軍事はもう、古い。
戦争すれば、テロが待っている。
ブッシュは東條英機とおなじ。（東條英機東京裁判にて絞首刑））
戦争を始めることは簡単だが、引き際が分からなくなる。
イラク戦争も、間違いであったことを認めないために、無駄なことをしている。
軍の施設を維持するために莫大なお金をアメリカは使っている。
あとは、田中角栄の話、右翼は反対派とか
もっとありましたが、このような話を聞きました。

オジィ尊敬。
わたしの視野が狭いことに気付きました。
生活に邪魔な基地とかアメリカに助けてもらわないととか、アメリカは沖縄をどう思っているのだろうとか。
視野が狭い。

戦争がなくなれば、基地はいらない、無駄なお金を使わない。
戦争は解決策ではないことだと思いました。

そして、わたしは、手をつないで、嘉手納基地を包囲しました。



残念ながら、人数は足らなかったそうで、初めて、
包囲できなかったとのことでした。
それは、帰ってから知りました。

オジィは、これがどう報道されるかだと言ってましたが、
それは、前々からわたしが感じていることです。
沖縄で報道されても意味がないと思っています。
本土、日本全国に報道のみならず、
これを取り上げて、意見を交わさなければ、防衛省のトップが言うように、ただのパフォーマンスで終わってしまいます。

今回、行ったことに、意義がありました。
オジィとの出会いがなければ、わたしが包囲に参加したかは分かりません。

鹿児島からの方に、沖縄の方はどこにいるのか尋ねられました。
わたしも同じ気持ちでした。
高い交通費をかけて、人間の鎖になるために本土からやって来てくださっている方々で埋め尽くされていました。
場所が指定されているみたいですと話しました。
県外組みを沖縄の輪に入れないのでしょうか。
沖縄の人から直接話を聞ける機会がないのは残念に思います。
加えて、遠くから来てくださった方々に、包囲できなかった結果は、
沖縄が盛り上がっていない結論であって、わたしの平和ボケ以上に悲しいものでした。

　

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