ちょっと一息さんぴん茶

今日は行かなければ。
怒鳴り込まなければ。
精神的に発作でも起きそうな気持ち。


行くと、彼はひとり電話を受けていた。
わたしは座って待っていた。
女性がお茶を出してきた。

彼の電話を聞いていると
「それはこちらの間違いですね。」
と答えながらパソコンを修正した。

（こちらなんだろうか、自分じゃないんだろうか）

電話が長いので女性が書類を持ってきて、
今日は印鑑をお持ちでしょうか。

だいたい、わたしがここに来ることになっていないし、印鑑が必要なことなど聞いていない。
女性は退いた。


２ヶ月前に契約書にサインして、どうしてまだ契約書が手元に届かないかの説明、
おととい、明日契約書持ってきますと自分から言っておいて来なかったし、来れない連絡もなかった理由を求めた。

彼は、蚊の鳴くような声で、すいませんを繰り返すが、
質問に対しては、常に、
○○が遅くなったので、
それを繰り返す。

どうして○○が遅くなったのか
△△が遅くなったから
どうして△△が遅くなったのか
××が遅くなったから
遅くなって２ヶ月もかかるんですか。
どうして××が遅くなったのか
それを延々と質問した。

彼から、自分が忘れていたことを素直に口に出すまで続けた。
口にした時点で終えた。

昨日来ることになっていたのに、来なかったことには。
大家さんに印鑑をもらいに行って遅くなったので。
どうしてうちに来れなくなったと連絡しないのか。

（彼は１ヶ月前も自分からわたしの部屋に契約書を持ってくると電話してきておいて、結局、１ヶ月来なかった）


あなたのせいで、あなたの会社、沖縄の不動産会社は、という印象が悪くなるんですヨ。
あなたひとりのせいで。
昨日大家さんが契約書に印鑑をしたんですか。
わたしは契約していない部屋にずっといたんですか。

島時間はのんびりです。